「更年期障害」の解決法

ストレス症候群「全てストレスが原因!」

「更年期障害」

ホルモンや自律神経のバランスの調整には、セロトニンを増やす
更年期障害には、不眠や不安、憂うつといった心の症状が表れることが多い。更年期に精神的な症状が起きやすい要因はいくつかありますが、閉経で女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、心の安定を保つ脳内神経伝達物質、セロトニンの分泌も減り、これが不眠や不安、頭痛を招くと考えられています。

更年期障害になるきっかけは、女性ホルモンの卵巣分泌の加齢変化による低下である。更年期障害は誰にでも起こるが、症状が強く表れる人たちには、ひどいストレスを抱えている人が多い。

本来、エストロゲンの低下は、副腎皮質ホルモンの代謝作用で適応するはずなのである。女性ホルモンと副腎皮質ホルモンは構造が似ていてコレステロール骨格を持ち、両方とも細胞賦活(ふかつ)作用がある。

生きるための活力を作り出している。
副腎皮質ホルモンはステロイドホルモンともいうが、そのため、こどもや男性がステロイド治療をすると、体が丸みを帯びてきたり、女性的な毛がはえたりする。本来は、そういう似たもので代償する機能があるから。更年期を迎えた女性全員が、破綻を来すわけではないのである。
しかし、そういう時期にストレスが加わると、もともと自律神経失調症だったりしてストレスに過敏に反応する人たちが、副交感神経反射を突発的に起こし、のぼせや目まい、あるいは反対に冷えなどの症状に悩まされることになるのである。従って、最近盛んにいわれているホルモン補充療法は勧められない。薬で治療するのではなく、ストレスを除く、または自律神経失調症を治すという根本的な治療を心がけるべきである。治療の功罪を検討せずに安易に補充療法を行うと、取り返しのつかないことも起こりうる。 

男性ホルモンや女性ホルモン、そしてステロイドホルモンなど、ステロイド骨格を持ったホルモンというのは、生体内小説で必要量が決まっている。したがって、外部から大量に、あるいは長期間にわたって投与することは危険である。

ホルモン補充療法を行えば、確かに頭痛やのぼせなどの症状はとれるのだが、コレステロール効果を持っているので、老化促進作用が出たり、動脈硬化や乳がん、子宮体ガンを発症するなどの副作用が出てくる。
ステロイドホルモンはコレステロールから生合成されるし、女性ホルモンや男性ホルモン、紫外線を浴びて活性化し骨を丈夫にするビタミンDもコレステロール骨格を持つ。
これらはすべて外部から投与されると排泄が困難で、組織に停滞して酸化して酸化コレステロールに変性して老化現象を起こす。

副作用を承知したうえで、どうしても更年期障害の苦しみから逃れたいというのなら、ごく短い期間だけ使う方法はあるかもしれない。しかし、長い目で見れば完全に不利である。 長期間使うことは特に問題であるし、メリットとデメリットをよくよく検討することが大切である。
「ホルモンや自律神経のバランスの調整には、脳内のセロトニンを増やすことが有効であると考えられています。」