「産後うつ」の解決法

ストレス症候群「全てストレスが原因!」

「産後うつ」

自律神経、ホルモンバランスの調整には、セロトニンを増やす
産後うつとは?
産後うつとは鬱病の一種です。「産褥うつ」「 産後抑鬱症」とも呼ばれます。この症状は10~20%の女性を襲います。
産後1ヶ月以内~1年に発症、長期化(25~50%は半年以上続く)、気分が落込む、不眠、不安、イライラ、忘れっぽい、集中できない、罪悪感、日常生活に支障などが起きます。

*産褥(さんじょく)とは、出産を終えたあと、妊娠前の状態に戻るまでの時期を「 産褥」といい、一般的に6 ~ 8 週間といわれています。

産後うつ病の定義 (下記の症状のうち5つ以上が、2週間以上続く)
睡眠障害(不眠または過眠)  
精神運動の興奮または静止
自分に価値がないと感じる、または罪悪感
疲労感
食欲の変化
集中力の欠如
自殺念慮
* かつ、下記のうち1つがある
無関心、または喜びを感じない
気分が落込む 

産後うつ病の要因
妊娠中のうつ
自尊心が低い
育児困難
妊娠期の不安が強い
ストレスが強い
うつ病の既往
社会的サポートが少ない
夫との関係がうまくいっていない
赤ちゃんが扱いにくい性格   
シングルマザー
社会的に不利な状況(貧困など)
望まない妊娠

女性ホルモンとセロトニン
女性はセロトニン量が一ヶ月周期で増減します。排卵前後にセロトニン量が一番多く、女性が精神的に最も充実しているのはこの時期です。更年期、生理前や産後はエストロゲンが急激に減少し、それに伴ってセロトニンの受容体が少なくなって、うつ状態になると言われています。つまり、女性ホルモンの減少が、セロトニン受容体の発現を抑制しているのです。
「産後うつ症状には、自律神経、ホルモンバランスを調整する 脳内のセロトニンを増やすことが有効であると考えられています。」